S.M.A.R.T.とは「Self-Monitoring, Analysis And Reporting Technology」の略名です。事前に IDE Harddisk の故障・不具合を検査し、何か故障がある前触れがあった場合、それをシステムに報告する機能のことです。この機能を使用することによって物理的に IDE が故障する前に、システムの管理者はデータのバックアップ等を行うことが出来ます。
検出方法なのですが、はっきり言ってベンダーごとに異なります。多分今でこそ見ることが出来なくなった Harddisk の機能保証「MTBF(mean time between failures)」を参考にモーターの回転数で分析しているのかな。
ちなみにここでは IDE のみを対象としていますが、話によると SCSI にも同じような仕組みがあると聞いたことがあります。詳しい方、教えてください _(__)_。
ATA-2(訂正:ATA-3からです) より標準でサポートされています。1GB を超えている IDE ならば、間違いなくサポートされていることと思います。SFF(Smart Form Factor Committee)で表すならば「SFF-8055i」、「SFF-8035i」が参考になると思います。Internet で公開されているので興味ある方は get してみてください。ちなみに SFF は、ハードディスク関連の標準化を行う団体の一つです。もちろん ATA 規格の方は ANSI ですからね。
Windows NT、95 位しかサポートしているのを見たことがありません。他に OS でサポートしているのを知っている方、情報お願いします。
Windows 95 は非常にお粗末な状態です。MSDN にて「SMART」で検索してみてください。「SMART IOCTL API Secification」という仕様書(らしきもの)が見つかるはずです。この文章には「Windows 95 ではSmartvsd.vxd で S.M.A.R.T. をサポートしてますよ」と記述されています。この Smartvsd.vxd、初代 Windows 95 では存在しません。OSR2 以降で初めて、インストールされます。しかも Windows 98 では存在しません。状況が変わったのでしょう。しかもこの smartvsd.vxd の出来は最悪で、Inquiry くらいしか動作しません。このネタは ms の news でも時折出ているので本当にダメダメ君なんでしょう。
Windows NT 4.0 は sp1 から「仕様書通り」に使用できました。しかも DDK に大元の ATDISK.SYS(だったかな?)のソースがあるので、分からなくなったときには参考にすれば大丈夫です。っていうか仕様書(らしきもの)自体が、役立たずってのが問題のような気が、、、。
私が知っている限り「Norton Utility for Windows NT」しか使用していないようです。しかも、私自身使用したことがないんですよ。パッケージの説明のみです。私、 nu 好きじゃないんですよ (^^;。一般保護エラーが出るとすぐ nu のせいのような気がしてならないんです。Symantec だし。でも norton は好き(ぉぃ)。
最近の BIOS にも設定があるようです。多分、起動時にアナライズするだけだと思います。BIOS が定期的にアナライズして、システムに報告するなんて出来るとは思えませんもん。
Inquiry を使用します。私の持っている IDE Harddisk では以下の通りでした。
(ここで駄文を中途放棄しました)
話によると S.M.A.R.T. の新しい version では、積極的に割り込みをかけてくるらしいのですが、依然不明です。以下の文は Super ASCII 97/2 号の引用です。
SFF-8035r1がホストからのコマンドによってテストを行なったのに対し,SFF-8035r2ではドライブが自分でセルフテストすることだ.その結果は,電源投入時や省電力モードに入る前などといった特定のタイミングでホスト側に告知される.
「ホストへの報告」ってのが気になります。
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