[M.D.L] WHQL/HCT について

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WHQL(Windows Hardware Quality Labs) は、Microsoft 社が定めている Windows に適合した Hardware/Software かどうかを承認する組織です。

HCT(Hardware Compatibility Test) は、認証の際に用いるテスト要項・テストプログラム群で、随時更新されています。タイミングとしては大体、新しい Windows をリリースする場合や Service Pack を出荷する前に更新されるようです。最近の傾向としては serial/parallel port 等のレガシーデバイスに対しては一律、Test を行わない(認証しない)方向になり、逆に Bluetooth/Wireless 等の新規デバイスへの適合に対してはお熱のようです。

WHQL の検証テストについての特徴は以下の通り。

「Microsoft 社の手のひらに踊らされている」と見るか「製品の安全性について認証してもらった」と見るかは各自の判断にお任せしたい。ただ、HCT は常識からかけ離れた仕様ではないことは言えると思います。コストを理由にベンダーの独自デバイスを開発するのも良いでしょう。使い捨ての Hardware なら Microsoft 社の仕様に従う必要はありません。

製品寿命をバランスにとって WHQL を利用するかどうかを検討することをお勧めします。


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ドライバ署名警告に対するマニュアル対応(w

Windows で表示されるドライバ署名警告に対する対処法についてのマニュアル対応を抜き出してみました。とにかく『続行』ボタンを押させたいようで、微笑ましいです。

ドライバ署名警告ダイアログの例 (LGY-PCI-GT)

I-O DATA の場合

以下は「USB2-PCIシリーズ」のマニュアルからの引用。

弊社製ソフトウェアが確認された時点でマイクロソフトが認証するソフトウェアでは無いというメッセージが表示されますが、特に問題ありませんのでそのまま続行します。
→マイクロソフト社は、WHQLという組織においてパソコン本体や周辺機器などを対象に認定手続きを実施しております。このたびお買い上げいただいた製品は現時点では認定を受けておりませんが、問題なくご利用いただけます。

BUFFALO の場合

以下は「LGY-PCI32-GT」の「Windows Server 2003 をお使いの方へ」からの引用。ちなみにこの製品、他の Windows の Driver もドライバ署名はありませんでした。警告が出ないようセコい方法を用いているようですが、PnP への対処は難しいでしょう。

[続行] をクリックします。
メモ 「このバージョンのWindowsとの互換性を検証するWindowsロゴテストに合格していません。」と表示されていますが、動作確認は弊社でおこなっております。[続行] をクリックしてインストールを続行してください。

ラトックシステムの場合

REX-PCI30LH ユーザーズマニュアル(http://www.ratocsystems.com/pdffile/board/pci30lh.pdf) より引用。

6. 「ロゴテストに合格していません。」と表示されますが、そのまま[続行]を押してインストールを続けます。

#無視?

コレガの場合

corega FEther USB2-TX のインストールガイド Windows 2000/XP 編(2.02MB)(http://www.corega.co.jp/support/manual/pdf/feusb2tx_w2k_wxp_a.pdf)より引用。

STEP 4 の操作をすると、Windows XP/2000 両方ともハードウェアとの互換性やデジタル署名についての警告メッセージが出ることがありますが、弊社にて動作確認をとっておりますので、「はい」または「続行」をクリックし先にお進みください。

PLANEX の場合

[http://www.planex.co.jp/support/inst_nic.shtml] にあったマニュアル群より [http://www.planex.co.jp/support/pdf/GN1200TC_v1.1.pdf] からの引用。

5. ドライバが自動的に検出され、インストールが開始されます。途中で「ロゴテストに合格していません」というメッセージが表示されますが、「続行」ボタンをクリックしてください。
!注意
このメッセージはMicrosoftによるハードウェア互換試験(WHQL)を取得していない場合に表示されます。ドライバをインストールしてもシステムに問題を発生させることはありませんので、インストールを続行してください。

NTT の場合

以下は「FT-STC-Pa./g」のマニュアルより引用。

5. インストール中に [ロゴテストに合格していません] というメッセージが表示されますが、[続行] ボタンをクリックします。
!ご注意
このメッセージは Microsoft® によるハードウェア互換試験(WHQL) を取得していない場合に表示されます。ドライバをインストールしてもシステムに問題を発生させることはありません。インストールを続行してください。

#PLANEX(OEM元) のマニュアルを真似たんだな、、、


ドライバ署名警告を出力させない方法

ドライバ署名オプションで『警告』→『無視』にすることで警告ダイアログを出さないように出来ます。ドライバ署名オプションは『コントロール パネル』→『パフォーマンスとメンテナンス』→『システム』より『ハードウェア』→『ドライバの署名(S)』を選択します(Windows XP の場合)。

Windows XP の「ドライバ署名オプション」ダイアログ

#普通、この設定を『無視』にしたいユーザーっていないよな、、、


ファイルの署名の確認

Windows 2000/XP に標準で付属されている sigverif.exe というツールを使用します。このツールを使用することで署名の無いドライバ群を検索することが出来ます。

sigverif の検索中の画面


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